この記事は次のような人におすすめ!!
- 来年からは家計簿をつけよう!と意気込んでいる人
- 来年からの家計簿をどういうものにしようか悩んでいる人
- 自分に合った家計簿を見つけたい人
- 手書き家計簿のメリット・デメリットを知りたい人
来年から家計簿をつけよう!!来年こそは継続して家計簿をつけよう!なんて意気込んでいる人も多いはず。
でも家計簿といっても、手書きにアプリ、エクセルといろいろな方法があって何を選んで良いのか分からない!!と悩んでいませんか。
今回の記事では、あえて手書きの家計簿に焦点を絞り、手書きの家計簿のメリットやデメリット、どんな人に手書きの家計簿は向いているのかなどを紹介していきます。
今どき、手書きなんて古いし、面倒くさいし、良いところなんてあるの?と思っている人!!この記事を読んだ後、手書きの家計簿が欲しくなっているかもしれません。
1、簡単にスタート!手書き家計簿の始め方
家計簿をつける目的を明確にしましょう
日頃の収入・支出を記録し、1か月・1年のお金の動きを把握したい、お金の動きを把握して無駄な支出を減らしたい、何かを買うために貯蓄したいなど、家計簿をつける目的はそれぞれですが、まずは何のために家計簿をつけるのかを明確にすることが必要でしょう。
その目的があれば続ける意思は揺るがないはず。
到底手に届かないような理想より、1年で50万円貯める!夏休みに家族で旅行する!など、少し頑張れば手が届く目標を設定することが大切です。
そして、貯蓄を目標にしているのであれば、先取り貯蓄は必須です。
収入から、固定費や生活費を引いて残った分を貯蓄しようと考えていては、いつまで経ってもお金は貯まりません。
支出項目を決めましょう
あれもこれもと支出項目を多くしてしまうと、この支出はどの項目にあてはまるのだろう、と悩む原因になってしまうことも。
まずは、固定費や食費など最低限必要な支出項目から始め、自分のライフスタイルに応じて増やしていくことをお勧めします。
家計簿によっては、支出の項目が書かれているものが少なくありませんが、すべて埋める必要はなく、自身のスタイルで必要なものだけ記入すれば良いことにします。
予算を設定しましょう
収入の中から、支出の項目ごとに大体の予算を振り分けます。収入が20万円の場合、固定費5万、生活費4万、先取り貯蓄2万...という考え方です。
予算を決めておくと、使い過ぎを防ぐだけでなく、今月はあとどのくらい使えるのかといった計画性をもった使い方ができます。
慣れないうちは、予算をオーバーしてしまうこともあるかもしれませんが、気にすることはなく、徐々にペースをつかんでいきましょう。
2、手書き家計簿のメリット・デメリット
メリット
アプリやエクセルと違い、ノートや市販の家計簿があればすぐに始められます。
自分に必要な項目だけを記入したり、分かりやすく色で区別したりイラストを入れたり、シールを貼ったりなんていうアレンジが可能です。
自分好みの家計簿にすることで、書くのが楽しくなるかもしれません。
丁寧に手書きすることで、ひとつひとつの支出が記憶に残り、お金の動きを把握することができます。
早い段階で不必要な出費に気付くことで、次の月からの対処法を考えるきっかけになります。
手書きの家計簿を見ながら、家族と家計の状況を共有することができます。
もちろん子どもも一緒に、家族みんなで家計の現状や問題点、改善点を話せる関係性でありたいものです。
デメリット
買い物の詳細を記入したり計算などに時間がとられます。
また、前月との収支との比較や、集計や分析も自分でしなければなりません。
手書きの家計簿ではアプリやエクセルのように自動計算機能がないため、自分で計算しなければなりません。もちろん計算ミスも起こるでしょう。
私は手書きで家計簿を何年か続けていますが、あえて電卓をたたき計算するのも良いものですよ。でも、もちろん時間はかかります。
家計簿を持ち歩くわけにはいかないため、買い物をしてもすぐには記入できません。レシートをもらう、メモをしておくなど工夫が必要です。
3、手書きの家計簿がおすすめなのはこんな人!
確認しながら書きたい人
アプリでレシートを読み込んで記録する家計簿は、一瞬で入力ができとても簡単ですが、自分が何にお金を使ったのかを把握するにはいまいち向いていません。
ひとつひとつの支出を丁寧に書くことによって、その過程で無駄な出費に気付いたり、これは良い買い物だったなんていう前向きな気持ちになれたりするものです。
自分仕様にアレンジしたい人
自分の家計簿なので、自分に必要な項目が書ければ良いのです。
市販の家計簿によっては、項目が書かれているものがあるので、一から作りたいのであれば真っ白なノートを使って自分で作ってみるのも良いかもしれません。
一目で1か月分の収支が見たい人
市販の家計簿では、それぞれの仕様があるので一概には言えませんが、自分のアレンジの仕方によっては、ノート1ページ見開きで1か月の収支が把握できるようになります。
アプリでは小さな画面であちこちのページに飛ぶ必要がありますが、ノートなら1ページで視覚的に訴えてくるものがあるのではないでしょうか。
4、家計簿を長続きさせるコツは?
自分に合う家計簿を見つける
手書きなのかアプリなのかエクセルなのか、人それぞれ書きやすい家計簿は違うはず。
自分はどの媒体が書きやすいのか、どういうものなら続けられそうなのかを考えましょう。書きやすい家計簿は、書き続けることを後押ししてくれます。
意気込まない!!
買い物をしたら、その日につけなくてはいけない!!なんてことはありません、毎日つけることが苦にならない人は買い物の度につけることで書き忘れを防ぎ、より良い家計簿をつけることができるでしょう。
一方、そんなことやってられないという人は、買い物2,3回分まとめて、1週間分まとめてという書き方で問題ないと思います。
その場合には、買い物時には必ずレシートをもらい、レシートが出ない場合には、メモをしておくなどなるべく書き忘れのないように工夫することが必要です。
それでも、それが習慣化していくと、買い物のたびに書くことも苦にならなくなるかもしれませんね。
多少の誤差は気にしない
「1円合わない」なんてことは気にしないことが1番。
あまり気負わず気楽な気持ちで楽しみましょう。家計簿は数字を合わせることが目的ではなく、何かを成し遂げるための手段の一つです。
支出項目は最小限に
支出項目を細かく分けすぎてしまうと、この支出はどの項目に当てはまるのか、と悩む原因になってしまいます。
それが続くことで、家計簿をつけることが面倒になってしまうことにつながりかねません。
まずは、固定費、食費、その他など、大まかな項目から始め、必要に応じて項目を増やしていくことをお勧めします。
明確な目標を立てる
1年で50万貯めたい、趣味に使えるお金を増やしたい、家族で月に2回は外食したいなど、頑張れば届きそうな目標を設定しましょう。
反省会をする
毎月、無駄な支出がなかったか、今月ここは頑張ったなど、1か月の振り返りをすることが大切です。
そして、今月の反省を活かして、来月はどのようにしていけば良いのかを考えます。家計簿をただつけているだけでは、節約も貯蓄もできません。
5、始めよう!おすすめ手書き家計簿3選!
LAURA ASHLEY for PAGEM 家計簿日記
スケジュール帳と家計簿が一冊にまとめられているタイプのもの。見た目は落ち着いた花柄でかわいらしい一冊です。
ページの後ろには、年間の収支がまとめられるページやクレジットカードの利用控え、水道光熱の利用控えなどが細かく記入できるようになっています。
A6とA5、B5サイズがあり、日付を自分で記入する「日付なしタイプ」もあります。
こちらは「日付なしタイプ」です。
家計簿<A5>月間働くふたり
共働き家庭におすすめの家計簿。この家計簿は一週間ごとに記入すれば良いのが特徴。
毎日つけるのは大変という人でも一週間に一回なら続けられるのではないでしょうか。
収入を書く欄が2つあったり、複数ある口座やクレジットカードの情報をまとめて記載できる欄など、共働き家庭にはありがたい内容となっています。
コクヨノート家計簿A5かがりとじ
この家計簿は、項目があらかじめ設定されているので初心者でも始めやすい内容になっています。
見開きの月間ページと6週間分の明細ページからなり、自分が使いやすいようにアレンジできるようになっています。
お金の大まかな流れを把握したい人におすすめです。
6、まとめ
家計簿を丁寧に手書きすることによって、お金の動きを把握し、無駄な出費に気付いたり目標を立てやすくなったりします。手書きの家計簿には手書きの良さがたくさんあります。自分だけのオリジナル家計簿をつくって家計簿を1年間、いや半年続けてみましょう!!
Text:Yuri Ishiguro
Director:Hirotaka Dezawa