お金の勉強をする前にやっておきたい5つの重要なステップとは?

日々の暮らしのをしていく中で”お金”は切っても切り離せないものです。物価や為替の変化が大きく、先行きが見通せない現代では尚更です。

家計を安定させたい人、投資をはじめた人も多いとも思います。

お金の不安を減らしたい、損をしたくない、理想の生活に近づきたいとお金の勉強を始める人も多いのではないでしょうか。

今はYouTubeで直ぐに動画も見れますし本もAmazonで買うと翌日には届くでしょう。

今回はお金の勉強を始めようと思っている人に、お金の勉強を始める前にやっておきたいステップをご紹介します。

編集長 出沢
編集長 出沢

この記事は次のような人におすすめ!

  • お金を勉強しようと思ってる人
  • お金の勉強を何から始めたら良い悩んでいる人
  • 家計の改善方法が知りたい人

1.お金を勉強する目的と目標を決める

どんな物事や勉強もそうですが始める目的や目標が無く、何となく始めてしまうと長続きしません。

なぜお金の勉強を始めるのか。お金の勉強をしてどうなりたいのかがあることで続ける理由になるのです。

そして、もう一つのポイントが、短期と長期の目的と目標を分ける事で進捗や達成感を感じることができますよ。

目的と目標の違い

”目的”と”目標”は普段の生活でもよく見聞きすると思います。似て非なるものなので簡単にご説明します。

目的とは、最終的に達成したいこと(状態)のことで、目標とは、目的を達成するための具体的なステップのことです。

例えば、目的が「山に登って日の出を見たい」場合、目標は「◯時からスタートして1時間あたり◯km進む」などです。

目標は達成可能かつ、タイムリーに測定可能な数値が入っている必要があります。

目的と目標を明確にすることで、モチベーションを維持し、軌道に乗って進むことができます。

お金の勉強をしてどうなりたいのか目的と目標を考える

ここで考える目的と目標は、将来、自分や家庭がどうなっていたいのかを考えるので長期の目的と目標になります。

まず始めは、長期と言っても何十年も先だとイメージし難いので、1〜3年先ぐらいをイメージして考えます。

目的目標
1年後にカツカツ家計の不安から脱出する1年で10ヵ月はプラス家計を達成する
3年後にお金に強くなり100万の資産を作る家計から毎月3万円の余剰金を作る

こう見ると目的を実現するために、どんな目標を達成すれば実現できるかがわかります。逆を言うと、目標を達成すると自ずと目的の実現に近づくということになります。

短期の目的と目標を考える

短期の目的と目標は、先程考えた長期の目的と目標とベクトルが同じくなるように考えます。

長期の目的と目標を実現するために、今から1〜3ヵ月後にはどうなっていたいのかをイメージして考えます。

目的目標
1ヵ月後にプラス家計になる手順や目処がついている格安スマホと電気の2つの契約を今より良い条件を
見つけ出し変更済みにする
3ヵ月後に余剰金をつくる状態を完成させる余剰金をつくる方法を調べて、
全て実施済みにして月3万以上捻出する

短期の目的と目標は、かなり具体的な内容になっているのがわかります。

達成(ゴール)したらどんどん次を考えます。

達成したら自分を褒めて認めてあげてください。それだけあなたが前に進んでいる証拠です。自信を持ってください!

それにモチベーション維持に繋がりますよ!

2.貯蓄できる習慣と環境をつくる

家計をプラス体質にする理由

この記事を読んでいる皆さんは、子どもの頃に親から

「お金は無駄遣いぜずに、貯金しなさい。」

と言われたことはないでしょうか?私もよく言われた記憶があります。

ここで伝える”貯蓄をする”というのは「貯蓄」自体を目的としている訳ではありません。

目的としているのは「貯蓄できる習慣と環境をつくる」ということです。

その習慣と環境をつくる為に、家計をプラス体質にする必要があります。そもそも赤字家計では貯蓄はできませんよね!

家計をプラスにする2つの方法

では、どうやって家計をプラス体質にするかというと至ってシンプル。

「支出を減らす」「収入を増やす」の2択しかありません。

できれば、どちらか1択だけではなく、両方にチャレンジすることをオススメします。

ただ、取り組む順番は決まっています。次で詳しく説明します。

3.すぐ取り組める!家計の支出を減らす

まずはじめに取り組むのは「支出を減らす」です。その理由は、すぐに取り組めて結果も早く出るからです。

「要するに節約するってことでしょ?」「もう節約やってるよ」という人も多いと思います。

食費を切り詰めて、節電・節水をこまめにして、買い物も必要最低限にして…なんか息苦しくなってきますよね。

過度な節約はストレスも溜まりますし、生活の充実感や幸福感も失われてしまいます。

それでは本末転倒ですよね!家計の支出を減らすには、ちょっとしたコツがあります。

家に居なくても発生する費用(固定費)から減らす

例えば、あなたや家族全員が今住んでいる住居から1ヶ月出張などで不在とイメージして、それでも発生する費用から見直すということです。

  • サブスク料金
  • 月謝系の料金(ジム・習い事)
  • 各種保険料

変更しても使い勝手の変化が少ない費用を減らす

  • 住宅費(賃貸料・住宅ローン)
  • 通信費(スマホ代・ネット代)
  • 電気代(契約プラン・会社)

支払い方法・買い方を工夫する

支払い方法を工夫するのも一つの手です。自分のよく使うポイントの経済圏のカードにまとめることで、必要な支払いしながらポイントが増える場合があります。

見落としがちな支払いとして税金や社会保障関連の費用、保険料の支払いがあります。

これらは結構な高額になることが多く、口座振替や納付書で現金払いのみと思っている人も多いですが、クレジットカード支払いに対応しているのならクレジットカード支払いにすることで多くのポイントを受け取ることが出来ます。

また楽天市場など買い物する際も、ポイントサイトを経由して買うことで楽天ポイントと、ポイントサイトのポイントが2重で貯まります。

4.効果絶大!収入を増やす手段を考える

ここまで支出を減らすことに重点を置いてご説明してきましたが、ここからは収入を増やすことの効果を見てみたいと思います。

手取り(可処分所得)が30万あったとします。無駄が少ない支出合計が28万とすると残りは2万円のプラスになります。

副業などで月3万円プラスで手取りが増えた場合は、33万-28万で残りは5万円になります。

この状態が一年続いたとすると60万円という大きな金額になり、できる事の選択肢が多くなります。

でもこれなら、支出を3万減らしても同じでは?と思う人も多いと思います。数字でみるとその通りなのですが、重要なのは「支出の削減には必ず限界がある」ということです。どんなに切り詰めても、どんなに勉強しても支出削減には限界があり、その限界はすぐにきます。

生活に必要な28万の支出を10万には出来ないということです。

反対に収入に上限はありません。職場の副業規定や税額、社会保険料の算定、主婦の人は扶養の範囲など注意するポイントはありますが、支出の削減に意識と労力を注いでも効果は限定的ということになります。

どの方法で収入の増加を目指すのか考えることが大切になってます。

価値を売るのか時間を売るのか

収入に上限はないと言いましたが、少し補足が必要です。

収入を得る方法としてパートやアルバイトがありますが、この場合は「時給」というのが一般的です。

この、自分の時間を提供する「時給」の場合は上限があります。

時給を上げたとしても1日あたり「時給 × 24時間」以上は稼げませんし、24時間働くのも不可能ですよね!

早く手軽に収入を増やす手段としては、積極的に検討したい方法です。

逆にスキルや知識を価値として収入を得るのは上限はありませんが、自分自身で金額を決める必要があります。

スキルや知識を習得する時間、その価値を求めているお客さんを得るには時間がかかります。

ですが他人に時間を拘束される訳ではなく、自分で時間と収入を決めていくので究極の収入を増やす手段と言えるかもしれません。

5.ステップを続けながらお金の勉強を始める

ここまでのステップを踏んできた人なら

  • お金を勉強する目的・目標
  • 貯蓄の習慣の定着
  • 効果的な支出の削減
  • 収入増加のための方向性

がある程度明確になっているのではないでしょうか。お金の勉強を始めるにはベストな状態です。

ステップを続けながらお金の勉強をすることで、実際に取り組んでいる事と勉強したことが線で繋がってきます。

続けるモチベーションにもなりますよ!

まとめ まずは一歩踏み出して始めてみうよう

今回、ご紹介したお金の勉強を始める前のステップは、紙とペンがあれば始められます。追加の費用も必要ありません。

日々忙しいとは思いますが、少し時間を取って始めてみてください。

勉強しただけで行動しなければ何の変化も起きません。まず一歩踏み出して始めてみましょう!

Text&Director:Hirotaka Dezawa