他の家庭は家族旅行でどこに行くのだろう?費用はどのくらいかけるのだろう?と気になった経験はありますか。
我が家は我が家、他の家庭は他の家庭であり、真似するものではないと思いますが、参考にしたり、ライフイベント表やキャッシュフロー表を作成するときの目安として活用してもよいのではと感じます。
ちなみの我が家の最近の長期休み、夏休みには、コロナ禍ということもありましたが時間があればキャンプばかりしていました。
むしろキャンプにしか行きませんでした。
良いですよ~キャンプ。いろいろな意味でお勧めです。
この記事は次のような人におすすめ!
- 他の家庭が家族旅行にどのくらいの頻度で行くのか知りたい人
- 家族旅行にどのくらいの費用をかけているか知りたい人
- 今回は旅行費を節約するけど楽しむ方法を知りたい人
1.家族旅行には毎年何回行くの?
家族旅行は年1~2回という家庭が8割以上と大半を占めています。
毎年必ず沖縄旅行に行く、子どもが小さいうちは近場の温泉に一泊二日、冬はスキー旅行に行く、夏は沖縄やグアムに行くなどと、旅行事情はさまざまなよう。
しかし、どの家庭も車で行く場合は下道を使う、平日に行く、マイルを貯める、海外へ行く場合は全てを個人で予約するなどなるべく費用をかけないように工夫しているようです。
子どもが大きくなり、一緒に行動してくれなくなるまでは旅行は続けたい、費用はかかるが思い出には代えられないといった意見が多くみられました。
旅行の目的
日本交通公社の調査によると、子どもと一緒の家族旅行で最も楽しみにしていることは「観光・文化施設(水族館や美術館・テーマパークなど)を訪れること」、「おいしものを食べること」となっており、あわせると4割以上を占め、続いて「温泉に入ること」となっています。
旅行先での交通手段
子どもと一緒の家族旅行では自家用車の利用率が圧倒的に高く、約6割を占めます。
子どもが大きくなるにつれて自家用車の利用率は下がるようですが、3世代家族旅行になると再び利用率が高まります。
また、旅行先の都道府県によっても差が見られます。
公共交通機関が発達している「東京」「大阪」では列車の利用が6割超えているのに対し、「福島」「栃木」「群馬」「山梨」「長野」などでは自家用車の利用率が5割を超えています。
「沖縄」ではレンタカーの利用率が約6割と他都道府県とは交通手段が異なる結果となっています。
旅行先と宿泊数
旅行先での宿泊数は「一泊」が全体の5割、「一泊」と「二泊」あわせると全体の8割を占める結果となり一回の旅行は短期間のものが多いと言えそうです。
2.費用はいくらかける?
年収 ~463万円 | 年収 ~606万円 | 年収 ~751万円 | 年収 ~ 962万円 | 年収 962万円~ | 年収 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|
宿泊料 | 5,368円 | 8,180円 | 12,339円 | 15,851円 | 28,452円 | 14,038円 |
パック旅行費 | 6,502円 | 5,864円 | 11,038円 | 12,033円 | 24,031円 | 11,894円 |
入場・観覧・ ゲーム代 | 10,894円 | 13,114円 | 18,965円 | 21,776円 | 39,615円 | 20,873円 |
文化施設入場料 | 790円 | 975円 | 1,394円 | 1,630円 | 2,181円 | 1,394円 |
遊園地入場・ 乗物代 | 669円 | 1,466円 | 1,242円 | 1,691円 | 3,530円 | 1,719円 |
横にスライドして見れます。
~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|
宿泊料 | 1,001円 | 1,087円 | 1,220円 | 1,268円 | 865円 | 1,053円 |
パック旅行費 | 707円 | 623円 | 813円 | 1,177円 | 862円 | 932円 |
3.旅行費用はどう準備する?
ボーナスが支給される人は、その一部を旅行に使うのはどうでしょう。
海外旅行に行くとしたら、全額必要になる場合があるかもしれませんが、国内旅行なら残りは貯蓄や投資に回せるかもしれません。
毎月決まった金額を積み立てる商品。
お給料から天引きにしておけば、自動的に貯蓄金額が増えていくので、目標金額に達したら一部を解約して旅行資金として使うと良いですね。
参考までに、株式会社JTBが行った2019年夏休みの一人当たりの旅行平均費用は、国内旅行が36,200円、海外旅行が227,700円だったそうです。
この金額を目安に目標を決めるのはいかがでしょう。
JTBの旅行積立は、旅行資金として積み立てた金額に、サービス額が上乗せされる商品です。
さまざまな積み立てプランがあり、各家庭のスタイルで選べるようになっています。
JTBに限らず、さまざまな会社でこのような商品を扱っているので、興味がある方は調べてみてくださいね。
マイルを貯めることによるメリットは、航空券との交換のほかに、ホテルの宿泊やレストランの利用などのサービスと交換できることです。
マイルを貯めるには、基本的には飛行機に乗ることによるフライト利用ですが、日常のお買い物などでもクレジット機能つきのメンバーズカードを利用することにより利用額に応じてマイルを貯めることができます。
航空会社のクレジットカードでなくても貯めたポイントをマイルに交換できるものもあるので検討している人は調べてみてくださいね。
フリマアプリなどで不要になったモノを売ることで、お金を手に入れることができる上に、家まで片付いて良いことずくめ。
フリマアプリでは、写真を撮ったり、商品の詳細を入力したり少々の手間はかかりますが、試す価値はあるかもしれません。
4.コストをかけずに楽しむ方法!
株主優待を使おう!!
まず、株主優待とは?ということですが、その企業が扱うサービスや商品を株主に感謝の印として送るプレゼントのようなものです。
子どもがいる家族旅行で人気なレジャー施設の株主優待がいくつかあります。
まず、ディズニーリゾートを手掛けるオリエンタルランド。
この記事を書いている2021年10月現在、株価は17,000円超なので最低投資額は約170万円。
その株主優待は1デーパスポート1枚(3月のみ)です。
サンリオピューロランド・ハーモニーランドを手掛けるサンリオの株式優待は100株以上で「サンリオピューロランド・ハーモニーランド」の共通優待券3枚や買い物優待券(1,000円)があります。
富士急ハイランドを手掛ける富士急行の株主優待は100株以上で電車・バス・観光施設共通優待券5枚、500株以上で「富士急ハイランド」などの1日券です。
電車・バス・観光施設共通券5枚は富士急ハイランドのフリーパスと交換することができます。
映画「フラガール」の舞台になったスパリゾートハワイアンズを手掛ける常磐興行の株主優待は100株以上で「スパリゾートハワイアンズ」の無料入場券の他、宿泊施設の割引券などがあります。
近鉄グループホールディングスの株式優待は、100株以上で近畿日本鉄道線沿線招待乗車券の他、志摩スペイン村の割引券や宿泊施設の優待券などがあります。
他にもたくさんあるので、子どもが好きな施設や行ってみたい場所の会社を調べてみると株主優待でお得な家族旅行ができるかもしれません。
株を買うのは少し考えてしまうという人はオークションサイトやフリマサイト、金券ショップでレジャー施設の優待券を安く手に入れることができます。
家族旅行に出かける前にお目当ての施設の優待券をチェックしておくと家族旅行がさらに楽しくなるかもしれませんね!
無料工場見学に行こう!!
子ども達が大好きお菓子の製造課程が見られる「ロッテ 浦和工場・狭山工場」。
お菓子の製造工程を見た後は試食やお土産もあります。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている状況を鑑みて工場見学は中止されていますが、再開次第ホームページにおいて案内があるようです。
動物や魚、食べものや乗り物などを模った消しゴムの製造過程が見られる「株式会社イワコー」。
工場見学や組立体験ができます。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている状況を鑑みて工場見学は中止されていますが、ホームページ上でバーチャル工場見学ができます。
「ANA」の機体工場見学では、羽田にある格納庫で機体整備の様子を見ることができます。
入館パスを記念品としてもらえたり、売店ではお土産を買うことができます。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている状況を鑑みて工場見学は中止されていますが、ホームページ上で機体工場見学を360度視点で体験できるサービスが提供されています。
食べものや乗り物の工場のみならず、お金の勉強ができる施設があるんです。
「東京証券取引所」では株式投資体験コーナーで株式の売買を体験することができますし、「日本銀行 本店見学」は小学校5年生以上が対象となりますが、ビデオ上映や本店の見学ができます。
オンライン本店見学「おうちで、にちぎん」では、動画で本店本館の見学ができるようになっています。
ここに記載したのはごく一部の工場見学。全国各地にいろいろな工場見学があり、それぞれに魅力があります。
試食や試飲ができる工場や体験ができる工場など子どもの興味に合わせて調べてみるとおもしろいですよ!
無料開放日を使おう!!
動物園や水族館、美術館、博物館などさまざまな施設が無料になる日があります。
無料になる日は人出が多くなることは避けられませんが、初めて行く場所は無料解放日に試しに行ってみるというのもありかなと思います。
去年の冬、子どもがスケートをやってみたいと言ったので、試しに無料解放日に行ったことがあります。
初めてだったので滑り始めてやっぱり嫌!なんて言われても良いように・・・私は同じところをぐるぐるぐるぐる周っているだけで何とも言えない気持ちでしたが、本人は大満足。
その後シーズンが終わるまでに数回行くことになりました。
5.まとめ
- 家族旅行は年に1~2回が8割以上
- 旅行費用は計画的に貯めていこう
- 工夫次第で家族旅行はさらに楽しくなる!!
Text:Yuri Ishiguro
Director:Hirotaka Dezawa