「おこづかいの渡し方は十人十色、人それぞれ」
といわれますが、確かにそうですよね。
家庭の方針や子どもの性格も違うので、こうすれば正解!というものはなかなありません。
多くの子育て世代の皆さんも、おこづかいや金融教育はトライ&エラーで取り組んでいると思います。
そこで今回の記事は、我が家の実体験をもとに、おこづかいの失敗談を書きたいと思います。
参考になればうれしいです!
この記事は次のような人におすすめ!!
- おこづかいを渡しているけれど、失敗したな・・・と思っている人
- おこづかいの渡し方の参考にしたい人
- 我が家の失敗談に興味がある人(^_^;)
我が家のおこづかいは定額制
「子どものおこづかい。渡し方で良い方法は?」の記事で書きましたが、おこづかいを渡し始める前に、我が子にはどういう渡し方が良いのかいろいろと悩みました。
定額制にしたら、何もしなくてもお金を貰える!!嬉しいな〜と子どもが考えそうだし・・・報酬制にしたら、お金を渡さないとお手伝いしなくなりそうだし・・・といろいろ。
でも、悩んでいても何も始まらないと思い、とりあえず我が家は定額制で始めてみることにしました。
何か、不都合なことが起きたら、臨機応変に対応しようという考えで。
定額制にしてみて感じたこと
おこづかいを渡し始めて2年経とうとしている我が家ですが、最近気になる発言が・・・毎月月初めにおこづかいを渡しているのですが、私が渡すのを忘れていると、
「今月のおこづかい、まだもらってない。ちょうだーい!!」
と、もはやお金をただもらうのが当たり前みたいな雰囲気がひしひしと伝わってきます。
いつもおこづかいを渡すときには、「このお金は、お父さんとお母さんが一生懸命働いたお金だから、大切に使ってね」と言っていたにもかかわらず。
渡し始めの頃は、自分のお金があるという単純な嬉しさや、自分の買いたい本を買うためにせっせとお金を貯めて大切そうにしている姿が見受けられました。
ですが、ここ最近は買いたい本が揃ったこともあり着実にお金が貯まっていく中で、2000円くらいする自分と同じくらいの大きさがあるんじゃないかと思われるほどの大きさのぬいぐるみを「おこづかいで買う」といって2つも買っていました。
おこづかいは自分の好きなように使っていいよと言っている手前、口出しは禁物とは思いつつ、一応いろいろとぬいぐるみの必要性や生活空間に支障をきたすことなどを説明しましたが無駄に終わりました。
このぬいぐるみはあと半年でお役目終了となるでしょう・・・そんなことがあり、やはりお金が当たり前にもらえる環境は我が子にとって良くないのではないかと思い始めました。
定額制を始めて2年も経ちますが。
今、密かに考えていること
何か不都合なことが起きたら臨機応変に対応しようということで、定額制をやめて報酬制に切り替えようかと考えています。
とは言っても、すべてを報酬制にするのではなく定額制の部分の金額を少なくして、そこにプラスする形で報酬制を導入する予定です。
報酬制も何に報酬を出すのかが悩ましいところですが、日常的なものについては家族皆がやって当たり前だと思っているのでそこに報酬は出しません。
例えば、弟の宿題をみてあげる、答え合わせをしてあげるといった親にとって大変助けになることをしてくれたらそこに対しての報酬を渡す、
お母さんが体調が悪くて、今日はお洗濯物がたためない!という時に助けてくれたらそれに対して報酬を出すなど、誰かの役にたった、誰かを助けることができたという基準を作って渡そうかなと計画中です。
その基準は各家庭それぞれ違って良いのだと思います。
でも、子どもと相談して基準はしっかり作っておくべきだと思います。
報酬制の失敗例を調べてみた
我が家は定額制に失敗したな・・・と思っている立場ですが、報酬制に失敗したなと思っているご家庭は多いようで、その失敗談をいくつか紹介したいと思います。
家庭内のポイント制度の失敗談
「ママペイ」という制度を導入したあるご家庭。
洗濯物をたたんだら5ポイント、お風呂を掃除したら10ポイントなどというように、お手伝いに対してのポイントを決め、ポイントが貯まったらおこづかいやゲームの時間に交換できるという制度。
最初のうちははりきってお手伝いをしていた子どもたちですが、徐々に何もしなくなってしまったそう。
子どもに話を聞けば、「お誕生日やクリスマスに欲しいものは買ってもらえるから、だんだんどうでもよくなってしまった。」んだとか。
おてつだいでおこづかいの失敗談
「お手伝いしなかったら、おこづかいなしだからね!」という言葉で、子どもたちにお手伝いをさせていたというご家庭。
ある時友人から、お手伝いは心のお手伝いなので、そこにお金は絡ませない方が良いとアドバイスされたそう。
今まで「おこづかいなしだからね!」の言葉でお手伝いをさせていた我が子は、思いやりでお手伝いをしてくれたことがないかもしれない、親自身も、おこづかいをもらっている以上、お手伝いをするのは義務のような言い方をしていたと後悔しているんだとか。
おてつだい報酬制の失敗談
おこづかいを報酬制にするか定額制にするか悩んだ末に、子どもがお手伝いが好きだからという理由などから報酬制にすることを決めたご家庭。
最初は、洗濯物を干すのを頑張ってやっていたそうですが、数日後「洗濯物を干すの、飽きちゃった!ほかのお手伝いがいい!」と言われたそうです。
そこで、お風呂掃除やお皿洗いなどほかのお手伝いでも報酬を出すことを提案。
すると、ドアを開けて欲しいなど、ちょっとしたお願いに対しても「これはいくらもらえるの?」と聞いてくるようになってきたのだとか。
その後、報酬がもらえるお手伝いと、やって当たり前のことの区別をはっきりさせたことで子どもは納得したようです。
お手伝いの記録を管理してくれるアプリ「ハロまね」
三井住友カードが提供する子ども向けのおこづかい帳アプリ。
アプリ内では、親が「おうちの方ユーザー」、子どもが「子供ユーザー」となり、子どもがおこづかいの収入・支出を入力することで、親がその入力内容を閲覧することができます。
また、ハロまね銀行という仮想銀行があり、親が銀行役となり、預かったお金を引き出し申請があるまで預金として管理することができます。
金利設定やドル預金も可能で、利息や為替が体感できます。
その他に、おてつだい機能があり、おてつだいした日をカレンダーに表示し子どものやる気を引き出します。
おてつだいをすることで得られる報酬の単価も任意で設定することができます。
まとめ:おこづかいの目的を考えて子どもの性格に合わせる
我が家は、定額制で失敗したなと感じていますが報酬制で失敗したという話もたくさん聞きます。
おこづかいで子どもに何を学んで欲しいかや、子どもの性格によって渡し方は各家庭それぞれで良いと思います。
正解がない分、頭を悩ます「おこづかい」ですが、おこづかいを渡す目的をはっきりさせて、お互いストレスなく続けられると良いですね。
また、報酬制に切り替えてからの経過報告をしたいと思います。
出典:
お金を貯めるおこづかい帳アプリ「ハロまね」親子で学ぶ、こどものお金管理|クレジットカードの三井住友VISAカード CHANTO WEB|働く女性・ママのメディア
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Text:Yuri Ishiguro
Director:Hirotaka Dezawa